お客様の手元にメガネが届くまで

ご来店頂いてから、お客様の手元にメガネが届くまでの流れをご説明いたします。

 

 

ご来店

まず、ご来店頂きましたら、ご使用のメガネの調子をお伺いします。

遠方もしくは近方が見えずらいなど、どんな場合でご不便を感じられるか、そして今回お求めになられるメガネをどんな環境でご使用されるかなどをお聞きします。
次に、現在ご使用のメガネの度数、種類を調べてから検眼させて頂きます。

メガネを常用されていない方でもご来店の際は、ご使用中のメガネをなるべくご持参ください。度数を決定する上で重要なデータとなります

 

お悩み相談・検眼

delivary_01.pngメガネを作る際に最も重要で技術が問われるのが検眼です。

どれだけ高価なレンズを購入しても検眼がマズかったらそのメガネは台無しです。

特に40歳以上のお客様の検眼は、ただ単に遠方を見えやすくすれば良いという分けではありません。

度数を上げることによって近方が見えずらくなったり、場合によっては眼精疲労、肩こり、頭痛などの原因にもなりかねません。

最終的な度数決定は、お客様と対話をし、メガネをご使用される環境を把握し、現在ご使用中のメガネ度数を参考にしながら、レンズの種類・度数を決定します。

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テストレンズで実際に体験

検眼が終わった後、その測定値を元に、テストレンズで実際の見え方を確認します。

遠方や近方を見たり、実際に歩いて頂き違和感がないか、確認します。

特に遠近両用の場合は慣れないと、足元のぼやけが気になり階段などを踏み外しやすくなりますので、体験コーナーの階段で実際に上り下りして頂きます。

パソコンを使われる方は実際にパソコンを見て頂き確認をします。

テストレンズの見え具合で納得されましたら、度数決定です。

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フレーム選び

delivary_04.pngメガネはお顔の一部であり、ファッションの一部でもあります。メガネによってお顔の印象はずいぶんと変わります。

メガネでどんな自分を演出したいですか?

それによってフレーム選びもずいぶん変わってきます。

例えば、
    ・素顔の印象をあまり変えたくない・・・ふちなしフレームなど
    ・優しい印象を与えたい・・・角の少ない卵型のフレームなど
    ・出来る人に見られたい・・・四角めのシルバー系フレームなど
    ・表情を明るく見せたい・・・明るめのカラーフレームなど
    ・新しい自分に変わりたい・・・大胆なデザイン、派手めのカラーを
    ・表情を引き締めたい ・・・ブロータイプ(まゆげのラインを強調)など


また、レンズの種類・度数によっても変わります。

遠近両用は天地幅(フレームの上下幅)が広いものほど視野が広く、強度近視の場合、フレームの横幅が小さいほどレンズが薄くなります。

フレーム選びはどうしてもデザインに目がいってしまいますが、メガネを常用される方に最も重視して頂きたいのは『掛け心地』です。

 とにかく、お店で色々なフレームを掛けまくって下さい。

すると掛け心地の印象の善し悪しが分かってくると思います。そして第一印象のいい物を選ばれることをお勧めします。

 

レンズを加工

delivary_05.pngレンズメーカーから送られてきたレンズをフレームの形にあわせて削ります(加工)。

ほとんどの場合加工は機械で行いますが、稀に機械で加工できない場合があります。

その場合は手でレンズを削ります(手摺り)。


機械が進歩して加工はずいぶん楽にできるようになりましたが、ふちなしフレームの加工や手摺りは技術力が必要です。

 

お客様再来店後、掛け具合を調整

レンズの削りが終わりましたら、お客様に連絡して、再来店していただきます。

再来店していただいた時は、フィッテイングと言って、掛け具合の調整をいたします。

フィッテングが良くないとメガネがズルズル下がったり、耳の後ろが痛くなったりします。

delivery_06.jpg機械が進歩してもフィッテングは全くの手作業です。一見、簡単そうに見えるフィッテングですが、お客様の細かな要望に応えられるようになる為には、知識と技術が欠かせません。

フィッテングの善し悪しでその店の技術力が分かるといっても過言ではありません。

たまに、安売り店で購入したメガネを調整して欲しいと来店されるお客様がみえます。

メガネを見てみると 「これ本当にフィッテングやったの?」 というものもあります。

でも安売り店のオリジナルフレームは正直、怖くてさわりたくありません。

もし折ってしまったら責任がとれませんので 「買われたお店でお願いします」 と言うことにしています。

フィッテングにもお客様の好みがあります。学術的に正しいフィッテングというものがありますが、お客様のお好みに合わせて調整させて頂きます。

特にメガネの掛け具合にこだわりのある方は、フレーム選びの項目でも触れましたが、掛け心地の第一印象が良い物で、調整しやすいもの(店員さんに聞いて下さい)を選ばれることをおすすめします。

お客様のご納得のいくまで掛け具合を調整いたします。

 

お客様の手元へ・・・

これで、お客様に眼鏡をお渡しいたします。

メガネをご使用になられるうえで、ぶつかって歪んだり、ネジが緩くなったりでメンテナンスが必要となります。そのような場合は店頭でお直しできることは無償でさせて頂きます。(部品交換の場合は別です)


メンテナンスの際は、常連のお客様からご指名を受けることもあります。また土曜、日曜は学生さん、お子様も来店されることが多く、女性スタッフと世間話をしながらアットホームな雰囲気の中、メンテナンスをさせて頂きます。

このようなアットホームな雰囲気もアベールの個人店ならではの特徴だと思っております。